根付「野晒し・髑髏に蛙」。
「野晒し【のざらし】」なぞ拵えた。
このモチーフは、これで都合五点目。
「野晒し」ってのは、
山野に打ち捨てられた骸のこと。
根付のモチーフとしては、定番中の定番で。
基本は「髑髏と蛇の組み合わせ」で描かれる。
髑髏は死を、蛇は再生の象徴。
即ちこれ、輪廻転生のメタファー。
「起死回生」のゲン担ぎで、
博徒なんかはこれを非常に好んだもの。
で、今回は「蛇」でなく。
「蛙」を合わせている。
よく見るとこの「蛙」、
前肢の指が右左で4本/3本と異なってて。
「よみがえる」
と洒落込んでる...と。
今回はあんまり和的なディフォルメは
採用していない。
繊細な骨の面/質感や、
「蛙」の柔らかさ/しどけなさの
表現に腐心している。
で、この細工。
本来「受注品」なんだけども。
完成後に取引不成立となったもんで、
現在「鹿正洞↓」内ショップで販売中。
http://www.nns.ne.jp/ent/p-design/rokusho-dou/Rokusho-do.html
良ければ覗いて欲しい。
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アメブロにて、
解題/スケッチから組み立て/完成までの
全行程を紹介中。
宜しければ御高覧を。
・解題/スケッチ
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11468754444.html
・生地取り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11472979664.html
・粗彫り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11473544095.html
・本彫り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11474861152.html
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11475012396.html
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11476445710.html
・目玉作り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11476769592.html
・面張り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11477094296.html
・研磨
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11478807385.html
・作り込み
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11479669551.html
・染め付け
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11479982077.html
・組み立て/完成
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11480130022.html
・共箱
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11480428178.html
・SHOPにて販売
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11481574077.html
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作成日 | 2013年03月02日 06:40 |