帯留「残月」。
帯留「残月」の御紹介。
幅22mm x 高さ50mm x 厚さ10mm。
素材は鹿角。
鼈甲と水牛角を象嵌。
「提灯」型に切り抜かれた情景。
岩屋の中から眺める、未明の空。
朧に光る「満月」。
細く棚引く雲。
岩屋の口には、一羽の「雄鶏」。
こちらを窺いつつ、
静かに刻を待っている。
この「雄鶏」は、
「常世長鳴鳥【トコヨノナガナキドリ】」。
天岩戸に隠れた
「天照大神【アマテラスオオミカミ】」に
闇夜の終わりを告げるのが、
「雄鶏」の仕事。
それだけに、この鶏も
単なる家禽であってはならず。
霊獣としての玄妙さ、
みたいなものを表現してみた。
奥の夜空は、鹿角のマーブル層で表現。
「満月」には鼈甲を入れてあり、
裏からの光を半透過させる。
灯りにかざすと綺麗。
月に掛かる雲は、
裏から水牛角を差してある。
専用ディスプレイ台付きで、
「置物」としても楽しめる細工。
この帯留「残月」。
現在「鹿正洞」内ショップにて展示・販売中。
興味御有りの向きは、
是非御問い合わせを。
大きい画像は「鹿正洞」:
http://www.nns.ne.jp/ent/p-design/rokusho-dou/Rokusho-do.html
内の ギャラリーにて。
全製作工程をアメブロにて公開中。
宜しければ御高覧を。
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・スケッチ/解題
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11885311368.html
・生地取り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11886180813.html
・粗彫り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11887135147.html
・本彫り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11887913359.html
・象嵌
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11889011579.html
・目玉作り
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11889226713.html
・作り込み
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11889771315.html
・研磨
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11890654362.html
・染め付け/組み立て/完成
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11891188342.html
・共箱
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11891581000.html
・Shopにて販売
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11892245409.html
・ディスプレイ台
http://ameblo.jp/rokusho-dou/entry-11892561699.html
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作成日 | 2014年07月11日 23:36 |