憧憬の灯
1960年代は周囲の建物が低くて、どこからでも見えた東京タワーは、僕らの憧憬そのものでした。まだ一般開放されていなかった特別展望台は作業や観測用の単なるバルコニーでした。今は白い八角形の第一展望台はというと、当時は橙色でした。ライトアップは、まだまだ簡素で電飾の数もまばら。だから一本のスポットライトがとても映えました。そんな懐かしいレトロな昭和30年代東京タワーの絵を総天然色で描いております。
まだ戦災の爪跡が残ってた手前の増上寺境内では、月光仮面が走り、日比谷通りには都電が、どですかでんと走ってます。ここの日比谷通りを通過する時、誰しもが窓の外を塔の向きが変わっていくさまを振り返っていたのです。
昭和レトロなイラストレーションです。
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作成日 | 2017年10月20日 16:36 |
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