1ダースの配給輸送(Dozen Of CTR's Transportation Tools)
(あるC.T.R.ウォッチャーの話)
「日常の足となっている
旅客列車やトラムは勿論の事、
色彩運搬列車を牽引する機関車から
有料特急列車の
空調設備やオーディオサービスに至るまで...
何も無い空間に電線を描く事で
C.T.R.(Colour-Trash Railway)の
列車に欠かせない電力を
供給している存在が
"羽鉛筆"と呼ばれる
魔法生物である。
ここ最近のC.T.R.(Colour-Trash Railway)の
旅客・貨物の輸送量の増加が続くその一方で、
羽鉛筆の生産が全く
追いついていない事から車両同様、
慢性的な不足状態が
続いているようだ。
今この瞬間にも
工場から出荷されたばかりの
1ダース分の羽鉛筆を
積み込んだ配給電車が
不足していると言う地域へ
事業用の羽鉛筆と共に
補充に向かっている所だ。
C.T.W.(Colour-Trash World)に於ける魔法生物の
製造技術の進歩に伴って
昔よりも遥かに
生産量が飛躍的に
伸びたとは言え、
特殊な製法を用いて
製造される事から
これ以上の増産は
現時点では難しいようだ。
余談ではあるが、
極寒地帯やハリケーン多発地帯のような場所を
羽鉛筆達が嫌うからなのか、
そうした地域での運用に就く事はおろか
見掛けたりする事すら無い。
また、C.T.W.域外ではあるが
羽鉛筆の使用そのものが
禁止されている地域も存在する。」
(※そうした場所では
ディーゼルカーや蒸気機関車、
最近投入されたハイブリッド動車が
運行を行っている)
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A4(210×297)サイズに完成後切り取った水彩紙に
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
「電動車」を描いた絵には必ず描いている
「羽鉛筆」そのものについての話を
何処かで描こうかと
常々考えておりましたが、
かねてから描きたいと思っていた「配給電車」の
運行と絡めた上で描きました。
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作成日 | 2020年01月22日 21:11 |
BRAVO SEAL
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