女の子は天使に質問しました。「どうしてお父さんとお母さんは離ればなれになったの？好きじゃなかったの？」
天使はこういいました。「好きだったけど、好きじゃなくなったんだろうね」
女の子は聞きました。「どうして好きじゃなくなったの？」
天使はいいました。「嫌いになるようなことをしたんだろうね」
「どうして好きなのに嫌いになるようなことをするの？」
「好きだから、いつでも好きでいたかったし、嫌いなことはしてほしくなかったんだろうね」
「でもしちゃうの？」
「そうだよ。だって、お父さんはお母さんを自分の好きなお母さんになってくれるように求め、お母さんはお父さんを自分の好きなお父さんになってくれるように求めたんだも　ん。それが無理だってことはすぐにわかるよ」
　女の子は首をかしげました。「自由でいられなくなるから？」
「そうだね。愛というのは条件をつけたら、偽物になってしまうからね」
「条件って？」
「こうだったら愛せるのにとか、こうだったらうまくいくのにと思い込むことだよ」
女の子は頭を抱えました。「そうならないようにするのって難しいこと？」
天使はこういいました。「　」

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音楽・演劇・芝居・ダンス・パフォーマンス

文芸・詩

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作成者	Shinji
作成日	2011年02月23日 00:54

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