波の精/Spirit of the wave
「波」には無限がある。たえまない動きがある。時には、それが波打ち際で複雑にのたうち、砂に跡を残して、自然がはらむ造化の理を垣間見せる。波は盛り上がり山となり、そのすさまじい力を思い知らされる。
たとえば絵画によって見つけ出さなければならないものは、その力である。遙か上空から見下ろす海はどんなに荒れていても平らで、しかも丸かった。あらゆるイメージの呼び水となるもの。また、どんなイメージとも無関係に存在し、決して一所には留まらないそれを私は見たかったのだ。
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作成日 | 2011年03月01日 00:09 |