先月で、渋谷モミュにて開催したデジタル版画展-「いろいろ顔の表現集」を終了した。その時は突然に訪れた。会期中に、それも会場で家内と友人と共に歓談している時のことだった。まさかこんな大災害に見舞われるとは。被災された方々には、心からお見舞いを申し上げたい。
　大きな無力感を覚えながらも、何か自分にできることはないのだろうか、と葛藤する日々が続く。これほどまでに家族が「日常」でいて、「無事」であることの大切さが身に染みてくる。

　さて、今回の３DCGの世界で描いた（構成した）いろいろ顔の表現のシュルリアリズムについては、期待した以上に反響があったと感じられた。うれしい限りだ。最近、新国立美術館で開催していた「シュルリアリズム展」に触発されて一気に読んだのが、巖谷國人著『シュルリアリズムとは何か-超現実的講義』だった。シュルリアリズムが、これほど現代アートの源流に位置づけられている大きな芸術運動のうねりだったとは。さらに面白くなってきた。

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作成者	小花春夫
作成日	2011年04月04日 14:30

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