LEGO『8月の人』(8bit)
「絵の具は混ぜて使うもの」と教わりました。
チューブから出したばかりの油絵セットの12色は
鮮やかすぎて、混ぜずに使うと画面から浮きます。
でも、輪にして並べれば虹のような配色です。
目を惹きます。ときどき「そのまま」使いたくなるのです。
そこでこの作品は思い切って基本色だけで作って
みました。
風景や人物、静物画などでは、ぼかしたり混ぜたり
柔らかくするのが普通です。境界線をビシビシひく
配色は、コントラストが強く装飾過多な印象です。
「調和」とか「癒し」から最も遠い配色だと思い
ます。
「ピカピカに磨かれたもの」を見ると(とても
不自然なので)すこし緊張します。汚れるほうが
自然です。
何かそこに「不自然な緊張感の心地よさ」がある
気がします。放っておくと自然に土色に朽ちて
行きます。
うまく出来ている循環に抵抗している気がします。
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作成日 | 2010年11月17日 21:48 |