ライラック・ハウス
ライラックはフランス語ではリラと言うが、その語源はサンスクリット語のニーラであるという。 春になると芳香とともに青紫色の清楚な花を咲かせる。 建主の経営するビューティ・サロンはシャンソンの香りを伝えるライラックという名であるので、その自邸もライラックをテーマとした。 外壁とパティオの床には青紫のタイルを貼り、玄関前にはライラックの樹を植えている。
平塚の海岸近くに、老朽化した木造住宅を鉄筋コンクリート造の住宅に建て直すこととなった。 平塚市は道路も広く整備されていて、快適な住宅地を提供している。 東京に比べれば敷地もずっと広やかである。
しかし、ここには住宅が 2軒建っていて、道路側の住宅はそれほど古くないので残し、奥の家のみ建て替えることとした。 すると、2軒の家の駐車場を兼ねたアプローチ通路からしか外観を見ることのできない家となる。 したがって設計の主眼点は外観よりも内部空間と、敷地先端部の南側につくる庭との関係に置かれた。 それは中庭 (パティオ) を中心としたイスラム建築的な、内向きの建築と言える。
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作成日 | 2011年04月29日 10:58 |
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