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凡河内の和歌 第二回「古屋育子書道個展」出品作品

仮(か)名(な)題名… 古(こ)今(きん)和(わ)歌(か)集(しゅう)秋上227

凡(おおし)河(こ)内(うちの)躬(み)恒(つね)、平安時代の歌人。
甲斐少目、和泉大掾、権掾。歌才に優れ、紀貫之と並ぶ代表歌人。三十六歌仙の一人で古今集の撰者

心あてに折らば、や折らむ初雪のおきまどはせる白菊の花

仮名…心阿て耳折ら者やをらむ初雪のおきまと盤せるしら菊乃花

作品…団扇(うちわ) 。 サイズ…縦 21cm×横 22cm

内容…あて推量で折りとるなら折ろうか。初霜がおりたために、霜が菊かわかりにくくなってしまったこの白菊の花を。 

作者の思い…凡(おおし)河(こ)内(うちの)躬(み)は、甲斐少目で南部町に赴任して居りました。叙情的で美しいこの詩を、風情を切り取った様に創作しました。茶席の一輪の花の様に団扇(うちわ)を花に見立てて生けたそんな思いです。

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