漢詩 李白
2008年 銀座 月光荘画廊 出品作品
題名… 早発白帝城つとにはくていじょうをはっす 作者 李白
作品サイズ全体…縦40cm×横47cm(内 縦21.5cm×横32cm)
書体…草書
内容…朝辞白城彩雲間 千里江陵一日還
両岸猿声啼不住 軽舟己過万里山
朝早く色美しい雲の中にそびえる白帝城に別れを告げた。千里のかなた江陵へは一日で帰る。両岸の猿の鳴き声はやまない。私の軽い舟は、折り重なる山々を早くも通り過ぎていく。
白帝城(はくていじょう)は中国重慶市奉節県の長江三峡に位置する地名。かつて新末後漢初の群雄公孫述がこの地に築いた城が白帝城と呼ばれたことが由来。永安宮ともいう。三国時代、蜀(蜀漢)の建国者劉備が夷陵の戦いで呉に敗れ、逃れたのが白帝城。劉備は後事を諸葛亮に託し、この城で没した。 『三国志演義』では、一度呉の将陸遜に夷陵追撃戦として白帝城を攻撃されるが、あらかじめ諸葛亮が仕掛けておいた石兵八陣により敗走する。
作者の思い…作品の回りのパットは絹地です。赤をアクセントにしました。
古の物語に思いを馳せ、抒情詩が浮かんで来る様なそんな上品な作品
にしたかったです。一回目の個展では、好評でした。
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作成日 | 2011年10月03日 21:31 |