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こぼれさすひかり 青色

柔らかい膜に包まれた安堵
僕の瞳孔がしずかに閉じてゆく

(笑うわらう誰かさんの銀歯きらり光る)

部屋は温かな翠色した液体に満たされている
丸くなり寝息をたてれば
きっと同時に命無くすのだろう

投げ出した腕の先
クリーム色した指先
どうも好きになれない



死に際のあなたの手は
確かもっと綺麗な白でした



(先刻から矢鱈と白衣姿がちらつく。お前は要らない。)




08/05 01:53

カテゴリ
文芸・詩
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