有機物の願望
人間も生き物も気持ち悪い。
この細胞の塊はなんで意識と云う不可解かつ不愉快なものを手に入れてしまったのか。
意識ひとつの存在で此処まで進化してしまった。
細胞に因って創られた袋に隙間なくみっしりと詰められた細胞という部品たち。
生温かく。
肉のあるところ何処を切っても液体が流れ出てくる
複雑に出来た構造だ
DNAの悪意を感じる
奴らは何を思い細胞を分化し
発達させてきたのか
わたしは
死んだらそのあとは無機物のままでありたい
この脆弱な意識を手放して
眠るよりも残酷な時間の中に呑まれて
流されてしまいたい
きっとそれが一番の幸福
川底に転がる冷たい小石みたいに。
其処に在るだけの存在に。
08/07 00:00
- カテゴリ
- 文芸・詩
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作成日 | 2011年10月27日 22:44 |
BRAVO SEAL
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日常の景色の様々な1シーンから感じたこと、伝えたいことを短編詩に込めて、完全オリジナルフォトメッセージカード(ポストカード)としてお届けします。あなたの心に、少しでも安らぎを・・・。
「ことば漢字」とは、一見ただの漢字に見えますが、よく見ると、ひらがなで構成された漢字アートです。
ひらがなは、モチーフの漢字に関係した意味のある言葉・メッセージになっています。
漢字の中に隠されたひらがなのメッセージ、漢字と平仮名の言葉(ことば)が融合した創作文字デザインの面白さを楽しんでください。
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帽子の少年は、朝を昼を夜を歩いている。
少し寂しそうに、春を夏を秋を冬を歩いている。
休みながら。立ち止まりながら。時々仕事をしながら。
大人たちの少し疲れた心の隙間に、いつか帽子の少年が立ち寄ったら少しだけでいいからいっしょに歩いてみてほしい。
無理に笑わなくてもいい。
ただゆっくりと歩いてみてほしい。
少し寂しそうに、春を夏を秋を冬を歩いている。
休みながら。立ち止まりながら。時々仕事をしながら。
大人たちの少し疲れた心の隙間に、いつか帽子の少年が立ち寄ったら少しだけでいいからいっしょに歩いてみてほしい。
無理に笑わなくてもいい。
ただゆっくりと歩いてみてほしい。
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