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甘夏蜜柑とソーダいろの夕空



色彩ぜんぶに鳥肌がたって、
涼しい風で心臓が渇いて、
震える足はあかい液体まみれ。

いつだって全部が残酷で、
慈愛と優しさに満ちた笑顔の仮面に怯える。



「傷つくのが、怖いの。」


耳の後ろで歯の根のあわないわたしが囁いて
目を覆った




08/08 19:12

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文芸・詩
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