「あ、これ、お土産」

苗の買い出しに行った南の国で、
彼女に買ったのは星の砂。

だけど彼女は、どうやら初めて見たようで
すごーい！と、口をあけてビンをじっと見てる。

「それから、これもあげる」

この国じゃ寒くてもう咲かないから、
向こうで摘んできたシロツメクサの花かんむり。

「お花屋さんって、きれいなものたくさん持ってるね」

そう言って小ビンを首に下げると、似合う？とにっこり笑って

「今度はわたしも、ついてってもいい？」

期待してるほど、キレイなものはないかもしれないけど。

「大丈夫だよ。年が明けたら、行こうか？」

カテゴリ

文芸・詩

雑貨・クラフト・アクセサリー

ファッション・テキスタイル・ネイル・ヘアメイク

タグ[編集]

このページにタグをつけてみませんか？

作成者	easter
作成日	2011年11月12日 10:11

BRAVO SEAL

FAN 1