きょうはクリスマスパーティーの翌日
昨日は彼女に何もあげられなかったから、一日遅れのプレゼントをあげることに

だけど何をあげていいかわからなくて

彼は国の写真家さんなんだけれど、写真ばかり撮ってるからそういうのに疎いの

｢王子様、プレゼントって何をあげたらいいと思う？｣
｢…僕に聞くんだ。花束、とか？畑から摘んでおいでよ｣

あれもちがう、これもちがう、と島一面を何周もして
気づけば夕陽でお花の色がよくわからない
迷いに迷った彼は、自分がいちばん素敵と思った花を両手にいっぱい、抱えて

そして仕上げは、彼女の部屋に一通の手紙を
｢海まであるいておいで？寒いから、たくさん着てね｣


まいにちカメラ片手に走り回る、彼
彼の写真は女王陛下のお気に入りで、お城にたくさん飾られているの
そんな彼が、この国でいちばんきれいだという星
それはお城のすぐとなり、おおきなおおきな海なんだって

きたきた、向こうにリボンが揺れてる
｢おそくなったけど、クリスマスプレゼント。ここの星、きれいでしょう？｣

だいすきな彼女に、贈ったお花はたくさんのバラ
その花言葉に、よろこんでもらえますように

カテゴリ

雑貨・クラフト・アクセサリー

ファッション・テキスタイル・ネイル・ヘアメイク

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作成者	easter
作成日	2011年11月12日 10:53

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